パリ2日目
パリでの2日目。
この日はパリ20区の中の5区、6区(サンジェルマン・デ・プレ地区)の“カルチェラタン地区”を攻める予定にしていた。年寄り(って言ったら母が怒るんだけど(笑))と幼子連れてだから、6区に関しては行ければいいかな・・・くらいの気持ちでホテルを出発。 真っ先に行ったのが、Monge(モンジュ)の朝市(5区)。父が朝市にも行きたいと言っていたし、私もフランスの朝市を見てみたかったので。 規模的にはうちの近所の週2回出る朝市の半分くらいかな。食べ物、衣類が半々くらい・・・だった。衣類に関しては、やっぱりイタリアの方がいいね。おしゃれなものが多い。スポンサー付きだし(笑)、何かいいのが有れば・・・なんて思ったけど、結局何も買わなかった。 買ったのは、小腹が減ってたし、梅ちゃんもちょっとお腹をすかしていたので、ベトナム料理の屋台で、生春巻きやら、海老蒸し餃子やらを少し。 父母は、フルーツ類や、パジャマの代わり(持ってくるのを忘れたらしい)を買ったりしていた。 この朝市の後は、現地に住むブロガーの人たちも勧めるムフタール通り。Mongeの朝市からも近く、徒歩で5分ほどかな。 狭い通りだったんだけど、とってもおしゃれな通りだった。時間と年寄り二人の体力さえあれば、通りに入った地点の反対側も歩きたかったんだけど、どうもそんな雰囲気でもなく半分歩くだけになってしまったけど、私的にはすごく気に入った。ほんと、通りがとってもおされー☆歩いているだけでも、『あぁ、おフランスにいるのだわ~♪』って感じ(笑)。 フランスって鴨の料理が多いみたいなんだけど、店頭にもこうやって売りに出されてるのね(@_@)。カシラつき・・・。買って帰って、このカシラはどうしたらいいのかしら・・・。 イタリアのスーパーでも、鶏は頭が付いて売っているものが有るけど、鴨のは見たことなかったな。グロい・・・(^^;)。この鴨の陳列してある右端中央にも見えないだろうけど、まだ毛の付いたままのウサギさんも居た。(あ、ウサギさんはイタリアのスーパーでもカシラ付きで売っている。でも、皮ははがれた状態でね。どっちもどっちだわ・・・。私は食べられない・・・。) 鴨に関しては、旅行中何度か食べたけど、毎回食べるときになるべくこの映像を思い出さないようにして食べた(笑)。 きのこさんたち。 この後は、植物をこよなく愛する母のためにと同じ地区内に有る植物園に行くことにした。 私の母は、道端でも小さな花が咲いていると、足を止めて観賞するくらい花が好き。きっと喜んでくれるかなぁ、なんて思ってね。 それにこの植物園には小さな動物園も併設されているらしく、梅ちゃんも楽しめるかな、と思って。 道々、人に方向を聞きながらもやっと“Jardin des Plantes”に到着。 入り口を入り、植物園を目の前にした直後に父のひと言。 『さぁ、行くぞ。植物園なんかどこもおんなじや。なんでフランスまで来て、花なんか見る必要がある。時間の無駄。』 ムッカー。 やっとここまで人に道を聞き聞き、たどり着いてそれは何?あんた、自分の奥さんがこんなに花が好きなの分かって言ってるの?! なんてかなりムーっとするも、本人は既に足が反対方向を向いて歩き出してる。 はぁ~。だったら、なんでここに来るまでに言わないのよ。 『ここなら、梅ちゃんも動物園があるし楽しめるって思ったのに。』 『パリまで来て動物園か。パリで他にもっと見るもんいっぱい有るやろう。』 観光の中でこうやって一息つくのもいいと思うんだけどなぁ。ったく。予定は全て私に任せるって言ったの誰よ。 ほんと、なんで私の父はこうなんだろう。朝市だって、行きたいって言うから予定したのに、行った途端に『こんなところで売ってるもんは、ちゃんとしたもんじゃ無いから、買わないほうがいい』とか言うしね(怒)。そんなこと無いよー。イタリアだって、朝市で結構いいもの見つけること多いしね。お店の賃貸料が無い分、店で買うよりもお買い得なもの多いのよ。 何せ、旅行中文句ばっかり言う父。これが原因で親子喧嘩が勃発したんだけどね。 でも、この後結局、『せっかくここまで来てるし、梅ちゃんも観光ばかりにつき合わされて可哀相だから』と言う理由で、植物園の隣に有る動物園に行くことにした。 ま、たいした動物も居なかったんだけど、これはこれでいい気分転換になったと思う。 ただ、梅ちゃんがバッファローやら、ロバさんを見るたびに『梅ちゃん、あれ乗る!』って言って聞かなくて、なだめるのに必死だったんだけど(爆)。 ↑バッファロー →毛並みのすごいロバさん(^^;) ここはやっぱり親子連れが多かったな。 で、ここを出た後、次なる目的地“6区のサンジェルマン・デ・プレ地区”へ地下鉄で移動することになったんだけど、地下鉄の駅がどうもこの植物園の反対側に有る、と言うことで、植物園を通り抜けることを余儀なくされた私たち(^▽^)。これには父も何も言えなかった。 でもま、見てる間も『今の日本は世界各国から花を輸入してるから、どんな花でも日本でも見れる』なんて、減らず口叩いてたけど、無視無視。 季節的には、花の数が減ってくる時期なんだろうけど、それでも綺麗かった。 ←バラ園の中で見つけた黄色いバラ。名前は『オー・ソレ・ミオ』。イタリア語じゃん(笑)。 ピンクと黄色の花びらのバラ。→ 花にはそんなに詳しくないので、名前は聞かないで~♪ (^^;) 葉の付いた枝のところが隣の木と見た目が一直線になるようになっている。すごいなぁ。 出口の手前にリサイクルの缶やペットボトルで作ったこんな物もあった。 で、ここからは地下鉄にて移動。 ガラガラだったのをいいことに写真をパチリ。 しかし、パリの地下鉄は案内もちゃんと流れるし、綺麗し、ローマとは大違いだね。 あ、それとパリの地下鉄で思ったこと。 地下鉄のドアが開いた時、下りる人たち全員が下りるのをちゃんと待ってから、みんな乗り込むこと。日本では当たり前のことよね。でもイタリアでは、下りる人を待たずに我先に乗り込む人の方が多い。ちょっぴり感動。イタリア人たちよ、見習えっ! バスにも乗ったけど、バスにしてもしかり。ちゃんと次のバス停の手前でちゃんと案内が流れる(中には流れないものもあるのかな。でも乗ったバスは全部案内があった。)。 それに、バスの中にも各停車駅(バス停)の路線地図が載っているので、それを追いながら自分の位置確認が出来るし、ほんと安心して乗れる。それに、パリのバスのいいところは、バスの中でも切符が買えること。イタリアもちょっとは見習ってほしいなぁ(笑)。 そして、次なる目的地、サンジェルマン・デ・プレ地区に到着。 ここは、ちょっとしたショッピング地区。普通のお店から有名ブランドまで、色々と店が犇めき合っている。 ほんと、街も情緒有るなぁ。フランスの建物の特徴はバルコニーだね。レース模様の黒いバルコニー。南フランスに行ったときにも思ったなぁ。 でも、ここに着いた時点で、父母がかなり疲れてきているのに気付き、大通りを歩いただけでここを去ることになる。(お店にも入りたかったなぁ・・・。でも仕方ないっか。) ここからはホテルまでの直通の地下鉄もバスも無いので、エッフェル塔のたもとにあるトロカデロ経由でバスと地下鉄に乗って帰ることにした。 トロカデロ行きのバスの中、ずーーーーっとバス中響き渡るくらいの大声で歌い続けた梅ちゃん(爆)。なんか、自分の作曲した歌でね。みんなの大注目を受けてたわ(笑)。みんな微笑んでたので良かったけど(^^;)。 ↑母の膝の上で歌う梅ちゃん。 ホテルに着く前に腹ごしらえ・・・と、『カフェ・トロカデロ』(だっけか?)で夕食を取ることにする。 ここは滞在中で一番高めのビストロだったな。でも味のほうも一番良かったわ。 こんな観光地のど真ん中だから、味のほうは期待してなかったけど、いやいや。美味しかった。 確か、サーモンのローストって書いてたような。ちょっと食べかけだけど(^^;)。 鴨のコンフィって言うんだっけ?これは焼き具合も抜群だった。 これも食べたかったもののひとつ、クレム・ブリュレ。ご馳走様でした~♪ この後が、実は大変だった。父が気分が悪くなってしまい、『歩けない・・・』という事態になってしまった。 私が思うに、時差ぼけもまだ治りきってない状態で、一日歩き回り、疲れているところにビールを飲んで来てしまった・・・と。 ご飯を食べている最中に大雨が降り、父もそんな状態だったのでタクシーに乗って帰ろう、とレストランの人にタクシーをお願いしたものの、店の前(道路の反対側)にタクシー乗り場があるから、と言われ、それでも『父が気分が悪くて歩けないんです。』って言ってみるも、呼んでもらえなかった。 父が『頑張って乗り場まで行く』と言うので、そこまで歩いて行ったんだけど、大雨の後すごい水溜りがタクシー乗り場に出来ていて『どうやってここで待てるんじゃい』って状態。でも待っていないと、次々と人が来るので私だけ犠牲になってそこで待つ。 待っても待っても来ないので父が『頑張って地下鉄乗るよ』と言い出したので(駅は目の前)、結局、父のペースでゆっくり、ゆっくり歩いてホテルまで地下鉄で帰ることにした。 私もちょっと焦ったね。『ひょっとして救急車を呼ぶことになる?』なんて思って。いや、それくらい、父を見てて『普通じゃない』なんて思わされた。 母は、疲れているところにビールを飲んだから血圧が下がったのよ、と言っていたけど、ま、次の日には元気を取り戻してくれたので良かった。 なので、次の日はもう何も特に予定をいれずにぶらぶらすることにした。 つづく・・・。(ちょっとながかったかしら?最後まで読んでくれた人、有難う)
by honestpumpkin
| 2006-10-14 23:29
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Fiore di Susino 本館
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